Hasegawa 1/24 三菱 ランサーEX 2000ターボ “1982年 1000湖ラリー” 第2話 リアルなシャシーの作り方

Hasegawa 1/24 三菱 ランサーEX 2000ターボ “1982年 1000湖ラリー” 第2話 リアルなシャシーの作り方

製作記第2話:足回り塗装&組み立て編

さっそく製作に取り掛かります。
このキットはエンジン再現はありませんので、全体の工程をざっくり説明すると

  • シャシーと足回り(サス、ブレーキディスクなど)
  • シート、メーターパネル、内装品、ロールバー
  • ボディ塗装、デカール、クリアコート

となります。
それぞれの工程の中で、パーツ処理をして塗装してデカール貼って・・、という
さらに細かい工程に分解されるわけですが、
とりあえず大きく工程を区切ると上記のような感じかなと。

シャシー製作

説明書に沿って製作をしていきます。
シャシーに足回りのパーツを取り付けて組み立てる工程からスタートです。

塗装前にドリル加工

最初の作業は、シャシーに穴をあける工作。

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1800EXターボのキットがベースなので、2000ターボ用に少し加工が必要です。
シャシーには1.2mmのドリルで2か所穴をあける必要があります。
あと、1か所不要な突起(ダボ)を削り取ります。
ハセガワキットでは、「 削り取る」ことで、「同一車種のバージョン違いキット」の差異を埋める設計が多いようです。

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穴あけ個所にパーツがうまく取り付けられるか、仮組してみます。

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いい感じでピタッと入ってます。

塗装前チェック

シャシーの事前加工はこれだけです。あとは塗装範囲を確認しておきましょう。

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シャシーと車室、ボディの3パーツで構成されています。
シャシーの上側がそのままフロアになっているわけじゃないから、
上側はどこまで塗ればいいかなっと。

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とりあえずシャシーにバスタブ載せて、ボディも被せてみる。
組み立てるとシャシー上側は見えないことが分かりました。
下側だけの塗装で済みそうです。
加工処理はできたので、塗装しちゃいます。
すでに書きましたが、このキットはエンジン再現なしなので、
エンジンの下の部分からミッションケースがシャシーにモールドされています。
なので、シャシーを塗装するときにこれらの部分も塗装します。

全体をベース色で塗装

ってことで、まずはシャシーをしっかり本体のカラーで染め上げます。

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パーツの成型色が白なのでわかりづらいのですが、Creos Mr.Color
FS17875海軍標準塗装色で塗装した状態です。
真っ白よりややクリームっぽい感じの白、というところですね。

エンジン以外をマスキング

エンジンとミッションケース塗装の準備。

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ミッションケースのところはシャシーとの境界がすごく狭いところにあるので、細切りテープを少しずつ埋めていく感じでマスキングします。

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このように、エンジンの下部分、ミッションケース、エンジンルームの下部分だけを残して全体をマスキングしました。
ここから、エンジンルーム下部分をつや消し黒、エンジンの下(オイルパン部分)を艶黒、ミッションケースをシルバーに塗分けます。

エンジンとミッションケース塗装

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下部分を艶黒で塗装して、再度マスキング。

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シルバーの下地に艶黒を使いたいので、オイルパンとミッションケース両方を艶黒で塗装。
オイルパンをマスキングしてシルバーを吹きます。

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艶黒塗装の写真撮るの忘れてました・・。
まぁ、これでつや消し黒、艶黒、シルバー3色の塗分け完了です。

シャシー塗装完了!

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マスキングテープを剥がして状態確認。
よーく見るとマスキングの甘いところがいくつかありますが、ほとんどわからないレベル。OKです。

足回りパーツ

シャシーの下準備はできたので、足回りパーツを準備します。
ブレーキディスクやらサスペンションやらですね。

パーツの切り出しと下処理

使用するパーツを並べてみます。
パーツ数は比較的少ないほうかなと思います。
新金型だけあって、パーティングやバリはほとんどありませんでした。

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塗装

基本色はセミグロスブラック。エキパイは焼鉄色です。
ほぼ1色なので塗装は簡単。
のちほどボルトの頭を筆塗りでシルバー塗装しますが、基本塗装はこんな感じ。

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ブレーキディスクにエッチングパーツを使っています。
存在感が違いますね。

組み立て

フロントユニットから組み立てていきます。
このタイミングでボルトなどすこし細かいところに筆でシルバーを入れました。

エキパイがぴったり取り付けられるところがよかったです。
エンジンとの接続部分が浮いたりするとやっぱすっきりしないですよね。
このキットはそこがピタっとくっつきます。すばらしい!

続いてリアユニット。

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「4リンク式サス」が細かく再現されています。
エキパイがドライブシャフトをくぐって後ろに抜けるところとか、ロワアームとアッパーアーム、ダンパーが複雑かつ整然と配置されているところに萌えます。

斜め後ろから。
コイルスプリングがドライブシャフトの真上に垂直に立っている独特のスタイルがよくわかりますね。

第2話まとめ

シャシーと足回りパーツの塗装と組み立てが終わりました。
この工程の感想としては、一言「気持ちいい」でしょうか。
実車の設計によるところもあると思いますが、プラモデルの設計としてもすごくすっきりしていて、組み立てていて「気持ちがいい」です。
タミヤキットの「パチピタ」的な気持ちよさとはまた別の、「組み立ててる感」の気持ちよさでしょうか。どんどん進めたくなる感じです。

動画でさらに詳しく!

ハセガワ 1/24 ランサーEX2000ターボ ラリー[車のプラモデル製作記]#2 足回り塗装&組み立て編

第2話 完。