アオシマ1/24’15ランボルギーニアヴェンタドールSV製作第2話 ボディの下地作り方

アオシマ1/24’15ランボルギーニアヴェンタドールSV製作第2話 ボディの下地作り方

ボディの仮組みを行います!

着手!

みなさんこんにちは!週末モデラーのじゅんさんWEB版です。
アヴェンタドールのボディに着手いたします!

とにかくこのキットはパーツ数が多くて、組み立ても複雑そうに見えます。
私自身、説明書を見て腰が引けました。
ランナーの入った袋を並べただけでもこのボリュームです。

ということで、私が実際にボディの前パーツを仮組みした際の写真をもとに、
1つ1つ手順を追って、方法や順番などを解説していきます。。
これからこのキットに挑戦される方の、何かの参考になればと思います。

段取り

  • パーティングやヒケなどの表面処理
  • 仮組み
  • 塗装
  • 組み立て

という順番で進めていく予定です。

ボディの状態確認。

ボディのパーティングライン、ヒケ、バリなど要修正箇所を確認していきます。

ボディ全体の確認

ピラーがすごく細い。

補強のランナーが入ってる。ある程度作業が進むまでは切らないほうがよさそうです。

パーティングをチェックします。

フロントとリアの一部にうっすらあるが、ここ以外にはなさそうです。

よくあるルーフの端のラインは、このキットにはなかった。

スジボリ

この後の工程で、サフや塗装によって多少埋まってしまうことを考えてスジボリ。

童友社の「凄!」を使いました。
もともとしっかりとしたモールドなので、改めて彫り込む必要はないかもしれないですが、後で「やっとけばよかった」と思うのが嫌なので、念のため彫りました・・

ボディの表面処理

パーティングラインの位置も確認できましたので、表面処理をします。

捨てサフ&サンディング

いったん、ボディ全体にサーフェイサーを吹き付け、その後サーフェイサーを落としながらボディ全体をサンディングします。
いわゆる捨てサフという工程です。

ガイアノーツのブラックサーフェイサーEVOを使います。

この工程が必要かどうかも、人によって意見が分かれるところです。
私の場合は、必要だから、というより、早いタイミングで漆黒のボディを見て製作意欲を向上させるため、という要素が強いかもしれないです。

ボディ表面の状態確認や、サンディングによる表面の均一化は、しておいて損ははないので、(ここまで真っ黒にする必要はないですが・・)軽くサフを吹いて傷やラインを確認しておくつもりでやってみることをオススメします(*^^)v

あと、このタイミングでボディ内側に黒サフをいれることで、完成時の光の透過を防ぐ役割もしてくれます。
タイヤハウス内側など、内装の塗装もないような部分は、この工程で黒サフを入れておくといいと思います。

脱線箇所も修正しておきましょう。

結構、派手にやらかしちゃいました・・・

ここもスジボリ脱線事故。

パーティングラインもサフを吹くことではっきりと浮き上がってきます。

あとは、うっすらとヒケがある個所も見えてきます。

ドアパネルの真ん中あたりに線が入っているのが見えますでしょうか?
これは裏側にドアトリム取り付け用のモールドがあって、その成型時にできるヒケと思われます。こういったところも、サフで浮き上がらせないと見えてこないです。

サンディング

ここからひたすらやすり掛けです。水で濡らしながらサンディングする、水研ぎで行いました。

スジボリの脱線とかパーティングラインを消しながら表面を整える程度なので、800番のペーパーを使います。傷が深かったり、修正が大きい場合は400番や600番を使うこともありますが、今回は800番からで大丈夫そうです。

こんな感じです。
繰り返しになりますが、この工程は好き好きなので時間を短縮したい場合はやらなくても問題ないと思います。

僕はなんとなくこの工程が好きなので、カーモデル作るときはだいたいやってます・・(*’ω’*)

遠回りだけど没頭している時間を、「時間の無駄」ととらえるか「幸福の時間」ととらえるかの違いですね(笑

フロントグリル仮組み

ではいよいよ仮組みの工程に入ります。

フロントバンパーとフロントグリルを構成するパーツはこんな感じです。
スーパーカーらしい鋭角なパーツが多いですね~

エッチングパーツ

今回は別売りのエッチングパーツを使います。

フロントグリルに使用するのはこのあたりのパーツです。
05と07がフロントグリル用ですね。その上の3つはリア用です。

内装製作でも使用したのでエッチングパーツの扱いにはだいぶ慣れてきました。

エッチングパーツも切り出したあとにはゲート跡が残ります。
ゲート処理にはダイヤモンドヤスリを使います。

私はタミヤのダイヤモンドヤスリ400番を使っています。

プラ用のやすりを使うと刃がだめになるので、必ずこういったエッチング用のものを使いましょう。

こんな感じでゲート跡を削って、平らにしておきます。
やることはプラパーツと同じですね。(当たり前ですけど笑)

指で撫でて、引っかかりがなくなっていればOKですね。

取り付け位置を確認しておきましょう。

このパーツはプラパーツに被せてディテールアップする形式です。
被せる側のパーツは実車同様複雑に湾曲していますが、エッチングパーツは薄くて平らな金属の板です。

必要に応じて曲げたり、折り込んだりします。

エッチングベンダーという特殊なペンチのようなツールがあります。ベンダーを使って少しずつパーツに合わせた湾曲をつけています。
これ、非常に使い勝手がいいツールなので、1本あるといいと思います。

こんな感じでパーツと同じような湾曲をつけます。

こんな感じになればOKですね。

エッチングパーツを追加することで組み立ての時にほかのパーツと干渉するところが出てきます。
仮組みの工程でしっかりとポイントを押させておきましょう。

フロントグリル用のパーツ、仮組みの用意できました。

スポイラーの仮組み

バンパーのパーツにさきほど用意したグリルとスポイラーを組み込みます。
説明書はこの部分。

バンパーパーツの裏側です。

このへこみのところにスポイラーを入れて、左右にグリルをはめ込みます。
バンパーの裏側からグリルをはめ込むスタイルです。

グリルを入れました。エッチングをテープで仮止めしているので、ちょっと干渉していますが、実際に組み立てるときはテープはもちろんが剥がしますので、干渉はないはずです。

ここにスポイラーを入れていきます。
スポイラー側の突起をバンパーのダボ穴にはめ込みますので、取り付け位置は分かりやすいし、接着シロも十分に確保できそうです。

できました!これでフロントバンパー&グリル&スポイラーの仮組は完了です!

次は、リアバンパー仮組です!

続く!

仮組みの様子は動画でもご覧いただけます!

You Tubeで製作動画を公開しています。
静止画では伝わりにくい臨場感、動画で感じてほしいです!ぜひご覧ください!