アオシマ 1/12 ホンダ ドリーム CB750k0を作る! 第4回 塗装編
- 2024.02.26
- 製作記
次は塗装
着脱加工までやったので、次は塗装です!
まだご覧になって方は、着脱加工編もぜひご覧ください。
まずはサフから
エンジンは全体的に金属なので、まずは下地を真っ黒にしたいと思います。
こんな感じ。
ピカピカのシルバー塗装にするときのコツは、できる限り下地をツヤツヤにすること。
艶黒の上にシルバー塗料を吹くことで、こんな感じでピカピカになります。
細かいパーツもしっかり金属に
クランクケースの外側だけでなく、内部のパーツもしっかりシルバー塗装します。
内部パーツについては特に立体感を出すため、シルバー塗料の種類を一部変えています。
たとえばダイナモロータですが、あえてチタンシルバーで塗装しています。
チタンシルバーはファインシルバーなどより白みが強いというか、明るい銀色です。
なので、ほかの部分より目立って立体感を作り出せると思いました。
底面もしっかり
オイルパンやオイルフィルターなど、底面についているパーツもしっかり塗装します。
むしろ底面パーツこそしっかり、という感じです。
というのも、バイク模型はカーモデルに比べて高さがありますので、完成後もエンジン底面が見えやすいです。
真下から見ることは少ないですが、人の目線からして横か斜め上からオイルパンの一部が見えるので、そのときにしっかりと手が入っているかどうかで、完成時の印象が大きく変わります。
シリンダーブロックのフィンがすごい。
アオシマのCBといえば、これ。
といっても過言ではない、シリンダーブロックのフィン。
1枚1枚が別パーツになっていて、これを重ねてブロックを作るというもので、CB400フォアのキットも同じ構造でしたね。
内側もしっかりモールド。
この薄さですよ。
フィン塗装のコツ
ランナーから切り離さずに塗装すると比較的簡単に塗装できます。
切り離してしまうと塗装の際の持ち手が付けられず、また、似たようなパーツが何枚もありますので、どれが何番だっけ???ってなって、後で大変な目にあってしまいます。
リアルなフィン
1枚ずつしっかりシルバー塗装することで、この質感になります。
組み立ててから塗装するとどうしてもフィンの間に塗料が入らず、思ったように質感を得られなくなります。
組み立て前に1枚ずつ塗装することをお勧めします。
ヘッドカバーを取り付ける
ヘッドカバーを取り付けます。
こちらもしっかりシルバー塗装して金属感をだしておきました。
シリンダーブロックに被せるとこんな感じ。
この存在感!やはり750はデカいです。
マフラーの接合部分はメッキパーツをそのまま使いました。
全然違和感ないですね。
今回はなるべくメッキパーツをそのまま使うように心がけています。
いよいよクランクケース外側の精密モールドの塗装へ
仮組編でもお伝えした通り、とにかくモールドが精細!
これに蓋をして接着させるアオシマのドMっぷりが、もう好きにならずいられない笑
エナメル塗料で仕上げていく
今回使用したのはこれらの塗料
ちなみに私はパレットに塗料皿を使わず、お弁当用の使い捨てアルミ小皿を使っています。
後片付けの手間を減らせるのと、溶剤の利用料を減らすことができてエコという一石二鳥です。
スタータークラッチを強調する塗装
どうせローターがこの上に取り付けられるのでほとんど見えなくなるのですが、しっかりと「ここにスタータークラッチがあるんだぜ」というのがわかるようにしておきたいです。
ということで、歯車部分を「ダークアイアン(履帯色)」で塗装し、クランクケースのシルバーより暗くすることで立体感と重厚感を作り出しました。
また、回転部分をチタンシルバーとチタンゴールドの混色シルバーにすることで歯車のコントラストを出してさらに立体感を強調しています。
ローターを取り付けるとこんな感じ。
ローターも明るめのチタンシルバーを使って立体感を強調しています。
ダイナモモーター
ここは組み立てたらほぼ100%見えなくなるところですが、精細モールドには精細塗装で応えるのがマナーというものです(笑
ということでこんな感じで塗分けました。
モーターといえばマブチモーター。タミヤRCカーグランプリを見てわくわくした世代なので、モーターの外殻はこんな感じの薄いゴールドのイメージですね。
オイルポンプ
オイルポンプ部分。
CB750はドライサンプ方式なのでオイルをポンプで循環させるための機構がオイルパンの中にあります。
いろいろ実車の整備写真などを参考にして、オイル汚れをイメージして塗装しました。
ここも、組み立て後はめったに見ない場所だと思いますが、再現度を上げるように頑張りました。
クラッチ
クラッチも何色かのシルバー塗料で塗分けました。
カバーはメッキパーツをそのまま使っています。
ロゴのところは溝に黒のエナメル塗料を入れて、文字のところはシルバーで残しました。
先に黒の塗料を入れて、溶剤で拭き取る方法で塗装しました。
エアクリーナーボックスをキャンディレッドに塗装する!
エアクリーナーボックスをキャンディレッドに塗装します。
このキットは成型色がキャンディブルーなので、いったん全部真っ黒にしてからシルバーを入れます。
黒サフを吹いた上にグロスブラックを吹き付けました。
グロスブラックはクレオスGXウィノーブラックを使っています。隠ぺい力は十分と思いますが、念のためガイアノーツのサーフェイサーEVOで下地を作りました。
グロスブラックの上からクレオスのスーパーファインシルバーをのせました。
ここはチタン系のように明かるけどシルバー味が薄いカラーではなく、銀色がしっかりしているスーパーフィアインを選択しました。
シルバーの上からクリアレッドをのせます。
今回使用したのは、クレオスGXカラーの「クリアルージュ」です。
これほんとにいい色です。
同じGXカラーに「ディープクリアレッド」というのがありますが、そちらのほうはもっと臙脂(エンジ)色感というか小豆色感が強いのですが、こちらのクリアルージュはイメージど真ん中です。
これにてエンジン塗装は完了!
ギアやローターがぎっしり詰まったクランクケース周り。
ミルフィーユのようなシリンダーフィン。
これが手のひらで楽しめるっていうのがひたすら贅沢です。
キャブレターにエアクリーナーボックスを取り付けて、これでエンジンは完了!
ですが、この後とんでもない事態に!!
順調に見えるエンジン製作工程ですが、実はすでにとんでもない過ちを犯していました・・・。
ということで次回はエンジンマウントの様子をお送りします!
以上!
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