【キット紹介】ドイツレベル 1/25 Fast&Furious 1970年 ダッジチャージャー ドミニクモデル

【キット紹介】ドイツレベル 1/25 Fast&Furious 1970年 ダッジチャージャー ドミニクモデル

映画Fast&Furiousに登場するアノ名車を海外キットで楽しむ

私のYou Tubeチャンネルのほうで1年くらいかけて製作してきたドイツレベル1/25 Fast&Furious 1970年 ダッジチャージャー ドミニクモデル。

動画では伝えきれなかったかもしれないこのキットの魅力を、写真とともにお伝えしてきたいと思います。

実車について

言わずと知れたアメリカンマッスルカー、ダッジチャージャー。このクルマはチャジャーの1971年モデル。

ここ10年では映画Fast&Furiousで主人公ドミニクが大切に整備して乗っているモンスターマシンしても有名です。

ダッジチャージャーについては過去の記事で詳しく書いているのでそちらをぜひご覧ください。

キットについて

このキットはそんなFast&Furiousに登場するスーパーチャージャー付ドミニクスペシャル改造しようのダッジチャージャーを再現。

映画で派手にフロントを跳ね上げてウィリーして加速していたあのモンスターマシンをひとつひとつくみ上げていく喜びを感じられます。

細かい制作過程については・・・

キット開封から組み立て、塗装の一つ一つの細かい作業や工程、コツなどは私のYou Tube動画でぜひご覧ください。

ブログで全部書き出すのは大変なので、今回は「ここがすごかった」ポイントを的を絞ってお伝えします。

You Tube動画はこちらから

ここがすごかったランキング!

その1 海外キットへの偏見を払しょくするパーツたち

これはもう完全に私の個人的偏見でしかないのですが、「海外キット=大雑把」みたいなイメージがありました。

ディテールの再現度もそうだし、パーツのかみ合わせとか説明書と実際のパーツの整合性とか・・。とにかく全体的に国産キットより雑なイメージがありました。

(もちろん国産メーカーでも驚くような雑なキットもありますけどね)

上の写真はシャシーにエンジンを載せてサスペンションユニットなどシャシー小物を取り付けた直後の状態です。

私的にはこの、エンジンの真下あたりのサスペンション機構、ステアリング機構のパーツ再現が特に印象的でした。

これだけしっかりつまった足回り再現は、最近のタミヤにも匹敵するといってもいいんじゃないかと。

もちろんパーツ点数は多いし細かいパーツが増えてくるのは間違いないです。
でももう一つ驚くべき点は、パーツのかみ合わせ精度の高さなのです。

これどうすんだー??っていう箇所が全くないのか、と言うとそれは確かに言い過ぎかと思いますが、???の部分がとにかく少ない、というのが驚きなのです。

内装のかっこよさ

ここまでで書いたように、とにかく組み立てに「???」が少ない。なのにこのクオリティ。
上の写真、構成は単純ですが、ステアリングコラムにタコメーターがついていて、後部のロールバーにはNOSボンベがついています。

キットの成型色は上の写真の通りホワイトですが、しっかり下地処理をして黒をとそうすることで下の写真のようになります。

いや、これってほんとにすごいことですよね。

デカールが豊富

ボディは真っ黒で、スポンサーデカールもゼッケンもありません。
すごいのはそこじゃない。

メーターパネルやシートベル、NOSボンベのコーションラベルに至るまでとにかくデカールの守備範囲がひろい。

シートベルトもデカールで再現。かなりしっかりしているので破れたりちぎれたりすることはないです。

上の写真はタコメータパーツ。
何がすごいって、中の文字盤はデカールです。

こういうところの芸の細かさが、「海外キットは雑」という固定概念を一つ一つ叩き潰してくれました。

ステアリングホイールの中央部分もデカール。momoって書いてある(と思うのですが老眼初期の私ではちょっと厳しい)

こういう見えなくなりそうな部分をしっかりモールドなりデカールなりでフォローしてくれているキットというのは、信頼ができます。

内装パーツを並べてみるだけでもさまになる。

くみ上げると次の写真のように納まる。

もうこれだけでもコレクションしたくなるような、詳細かつ正確な再現度。

エンジン、エンジンルームの再現度がヤバすぎる。

このキット最大の見せ場、と言っていい、むしろ言わざるを得ないのがこのエンジン。

でっかいスーパーチャージャーがトレードマークですので、エンジンの再現度はこのキットの生命線といえるのではないでしょうか。

上の写真は、シャシーにエンジンを仮載せした際に撮ったもの。

ちゃんとバルクヘッドがあって、運転席があって・・というクルマのロジックを忠実に再現してくれているのがわかります。

でっかいラジエーターもちゃんと構造的に再現されています。

エンジン付きのキットは数あれど、ここまで補機類が充実していて組み立てやすいキットが他にあるでしょうか!

下の写真、エンジンルームないのすべての作業が終わった瞬間に撮った写真。

スーパーチャージャーにエネルギーを伝えるベルト、バッテリーケース、ラジエターもろもろパーツが多いというだけでなく、ひとつひとつに細かいデカールが用意されている!

エンジンルームのごちゃごちゃした機械的な装置はさすが1970年代のマシンですね。

これほど充実したカーモデルキットはなかなか出会えない。

ということで、結論はこれ。

「こんな良キットは国産メーカーキットでもなかなか出会えない!」

是非1度ご賞味あれ!