フォルクワーゲンビートルはプラモデルで楽しむべし!
- 2023.04.30
- 製作記
ワーゲンビートル1966年モデルは、その歴史的なバックグラウンドと独特の構造、魅力で世界的な人気を誇る自動車です。
そんな名車もプラモデルなら手軽に自分の手元で楽しむことができます。
まずはワーゲンビートルの魅力を改めて体感するため、その歴史、構造、魅力を紹介していきます。
歴史
ワーゲンビートルは、1930年代にドイツで開発が始まり、ナチス政権下でフェルディナント・ポルシェ博士によって設計されました。
ビートルは、当時のドイツ国民に手頃な価格で利用できる「国民の車」を目指して開発されました。
第二次世界大戦後、ビートルは西ドイツの復興の象徴となり、世界中で広く普及しました。
1966年モデルは、その歴史の中で多くの改良が行われた時期に位置しており、機能とデザインが洗練されたモデルです。
構造
1966年のビートルは、空冷式の水平対向4気筒エンジンを搭載しており、そのコンパクトで独特なエンジン設計はビートルの大きな特徴の一つです。
エンジンはリアに配置され、後輪駆動方式を採用しています。
サスペンションには、前輪にはトーションバーサスペンション、後輪にはスイングアクスルサスペンションが採用されており、シンプルな構造でメンテナンスが容易です。
また、丸いフォルムと大きな窓が特徴的なデザインも、ビートルの魅力を引き立てています。
魅力
1.レトロなデザイン:
丸みを帯びたボディデザインと大きな窓が特徴的で、クラシックカーの魅力を十分に感じさせるデザインです。
2.手頃な価格:
ビートルは、当初から「国民の車」として開発されたことから、手頃な価格で所有できる点が魅力の一つです。
3.信頼性と耐久性:
シンプルな構造と堅牢な設計により、信頼性と耐久性が高く、長期間使用することができます。
4.カルチャーの象徴:
ビートルは、世界中で愛されるクラシックカーであり、そのデザインや歴史が独特のカルチャーを生み出しています。
1960年代のカウンターカルチャーや、映画『Herbie』シリーズなど、ビートルはさまざまな文化に影響を与えています。
5.カスタマイズのしやすさ:
ビートルのシンプルな構造と広いアフターマーケットパーツの選択肢により、個性を表現しやすいカスタマイズが可能です。
ローライダーやカリフォルニアスタイルなど、オーナーの好みに合わせたビートルを楽しむことができます。
6.エコロジー:
当時としては画期的な燃費性能を持っており、現代でも燃費の良さが魅力の一つとなっています。
ワーゲンビートルのボディシェイプ
ワーゲンビートルの人気は何といってもあの独特なボディ形状にあると思います。
1.丸みを帯びたフォルム:
ビートルの最も象徴的な特徴は、丸みを帯びたボディデザインです。
この流線型の形状は、空気抵抗を減らし、燃費効率を向上させる効果があります。
また、その独特なフォルムは、ビートルのアイコニックなデザインとなっています。
2.大きな窓面積:
ビートルは、前後のウインドシールドやサイドウインドウが大きく、窓面積が広いことが特徴です。
これにより、車内が明るく開放感があり、運転者や乗員の視界も良好です。
3.丸いヘッドライト:
ビートルのフロントデザインには、丸いヘッドライトが採用されています。
このヘッドライトは、ビートルの顔のような役割を果たし、その愛らしい印象を強調しています。
4.リアエンジンレイアウト:
ビートルは、エンジンをリアに配置しています。
このリアエンジンレイアウトは、車体全体のバランスを最適化し、トランクスペースを前方に確保することができます。
5.ルーフライン:
ビートルのルーフラインは、一貫して滑らかなアーチ形状を描いています。
このデザインは、車体の強度を高めるとともに、美しいシルエットを生み出しています。
ワーゲンビートルのエンジン
ワーゲンビートルのエンジンは、シンプルで堅牢な設計による信頼性やメンテナンスの容易さ、そして燃費効率の良さが高く評価されています。
これらの要素がビートルの長寿命と高い人気につながっています。
1.空冷式水平対向エンジン:
ビートルは空冷式の水平対向エンジンを採用しています。
水平対向エンジンは、シリンダーが左右に対向して配置され、振動が相殺されるため、エンジンがスムーズに回転し、静粛性に優れています。
また、空冷式エンジンは冷却水を使用しないため、シンプルな構造で、メンテナンスが容易です。
2.リアエンジン配置:
ビートルのエンジンは車体の後部に配置されています。リアエンジンレイアウトは、車体全体の重量バランスを最適化し、トランクスペースを前方に確保することができます。
また、後輪駆動方式を採用しているため、駆動力の伝達効率が高く、優れたトラクションを発揮します。
3.耐久性と信頼性:
ビートルのエンジンはシンプルで堅牢な設計のため、耐久性と信頼性が高く、長期間使用することができます。そのため、クラシックカーとしても人気が高まっています。
4.燃費効率:
当時としては画期的な燃費性能を持っており、現代でも燃費の良さが魅力の一つとなっています。
プラモデルで楽しむ名車の世界
このように誕生からすでに半世紀以上を過ぎているにもかかわらず、今なお熱狂的なファンが絶えないフォルクワーゲンビートル。
その人気の理由はいくら挙げても尽きないかもしれません。
そんなワーゲンビートルの魅力を、自分の手で組み立てて、コレクションする。
これもファン心理をくすぐる楽しみ方ではないでしょうか?
おひとついかが?
ワーゲンビートルのプラモデルは大手メーカー各社からいろんなバージョンが販売されていますので、ぜひお気に入りの一台を見つけ出して手に取って見てはいいかがでしょうか?
私の製作動画も参考に・・笑
私の製作動画も、なにかのヒントになるかもしれません。
以上
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