プラモを塗装するときには防毒マスクをつけましょう!

プラモを塗装するときには防毒マスクをつけましょう!

プラモデルファンの皆さん、プラモデルを作る時には、正しい方法で塗装することが重要です。
また、プラモデル塗料には有害な有機溶剤が使われていることがあります。
このため、防毒マスクの使用が重要です!
この記事を読んで、ぜひ防毒マスク(ガスマスク)の着用をご検討ください!

プラモデル塗装には切っても切れないシンナー問題

プラモデルを作っていたら必ずぶち当たる壁。そう、「シンナー」問題です。
缶スプレーでも筆塗りでも、塗料を使うとなればついて回るのが薄め液、シンナー、溶剤ですよね。

私と同世代のみなさま(40代、50代のぴちぴちの中年世代)だと、中学生時代にビーバップハイスクールが流行し、「アンパン」なんて呼び方がされた危険なアソビに使われてましたよね。

常習者がどのような悲惨な目にあうか子供心にも十分恐怖を感じたのではないでしょうか?

有機溶剤とは?

油、樹脂、塗料など水に溶けないものを溶かす有機化合物のことを言います。
そのなかでも、揮発しやすく工業やホビー用途に使われるものを有機溶剤と呼んでいます。

有機溶剤は危険?

もちろん、扱い方を間違えばきけんです。
有機溶剤は、揮発性の化学物質であり、吸い込むことや皮膚に触れることで体内に吸収される恐れがあります。
長期的には健康被害を引き起こす可能性があります。
なので、適切な安全対策が必要なのです。

具体的にどんな危険があるか?

では、有機溶剤にはいったいどんな危険性があるでしょうか?
特有機溶剤を長時間にわたって吸い込んだり、多量に皮膚に触れた場合には、めまいや吐き気、頭痛、呼吸困難などの症状を引き起こすことがあります。
さらに、肝臓や腎臓、神経系にも悪影響を与え、中毒やアレルギー反応、さらにはがんなどの疾患を引き起こす可能性もあるため、適切な安全対策を取ることが大切です。

有機溶剤から体を守るには?

有機溶剤から体を守るためには、換気の良い場所で作業することが重要です。
また、マスクを着用することも効果的です。また、手袋や保護眼鏡などの防護具を着用することもお勧めします。

ガスマスクをお勧めする理由

没頭するとつい何時間も作業してしまうプラモデル塗装においては、防毒マスクを着用することが重要です。
なぜなら、防毒マスクは、有害物質を吸い込まないようにするための効果的な方法だからです。

プラモデル用に適したガスマスク

では、実際にはどのようなマスクがプラモデル塗装に向いているでしょうか?
私が使用しているマスクを例にご紹介します。

オススメは「重松製作所 防毒マスクGM76」


これがプラモ塗装界でもっともポピュラーなんじゃないかと思います。
いわゆる「吸収缶」タイプの防毒マスクといわれるものです。
口の周りをゴムのカバーで覆うようなスタイルで、呼吸をする部分に使い捨ての「吸収缶」を装着します。
プラモデルで使用する場合は「有機ガス用」の吸収缶を使用しましょう。

吸収缶とは?

吸収缶とは防毒マスクを構成するパーツのひとつで、面体とセットにして使われる道具です。
有毒ガスや、ガスに混在する粒子状の物質を除去するために使われています。
なので、吸収缶はそれぞれ「何に対する防毒か」が決まっています。

吸収缶は1つ600円程度です。ホビーで使用する分には2か月くらい使えると思います。

見た目のインパクトが・・・

始めてガスマスクを見た方はおそらく引いてるんじゃないかなと思います・・。
僕も最初そうでしたから笑

だって、こんな物々しいごっついマスクは塗装屋さんとかそういった専門職のかたじゃないとなかなか見る機会ないですよね。

テレビか映画のなかでしか出会わないですよね。

でも、これが一度着けたらもうやめられなくなるんです。

シンナー臭がしなくなって作業快適!

最初の抵抗感はほんの5分でなくなります。
そんな抵抗感以上に手に入る快適さが圧勝しちゃうからです。

まずもっとも体感できる快適さは「シンナー臭」を感じなくなるところです。
吸収缶によって有機ガスが取り除かれた空気を吸うことになりますので、シンナーに付けられていた臭気も当然除去されるわけです。

そして、長時間の作業が可能になる点もメリットです。
エアブラシ塗装やスプレー塗装は特に、霧状に吹き付ける塗装方法なので、跳ね返った塗料や溶剤は一気に部屋中に充満します。
そんな状況に1時間と2時間とかずっと座っているわけです。

マスクなしで作業していると、知らず知らずガスを吸い込んでしまって、途中で気持ち悪くなったり、

ふらついたりすることがあります。

でも、ガスマスクをつけておけばそういった症状が出るのを防ぐことができます。

ぜひこの機会にガスマスクのご購入をいただければ幸いです。